【グルテンフリー・アレルギー】炊飯器で米粉パンを作ってみました

欲しい時に店頭に売っていない、それがグルテンフリーの米粉パンですが。自宅手軽に作ろうと思うと、GOPANなどの専用機が必要かなと考えがちです。以前にも記事にしましたが、GOPANを使ったところ、やはり以下の様な点が不満に思ったので、なかなか使おうかと思わなくなってきました。

1)機器の用意とかたづけが必要

出したり片付けたりするのが大変。ちょっとした事なんですけど、毎日だと大変です。

2)パンの外側が硬い

パンの外側が、米から作っても、米粉から作ってもどうしても硬くなってしまいます。

3)時間がかかる割に米粉モードでタイマーが使えない

静かな米粉モードでもタイマーが使えないので、寝ている間に作ることができません。

4)米から作ると動作時の音が大きい

数年前に買ったモデルでは、タイマーは使えますが、米から作るとかなり音が大きく寝ている部屋の近くでは少し気になりますので、使いにくい。

ところが、最近は自宅のオーブンで作ったり、炊飯器で作ったりと、ネット上でいろいろレシピを公開されている方がいらっしゃるので、今日はそのうちの炊飯器で作るレシピを試してみようと思います。

米粉料理研究家 多森サクミさん

Googleで検索するとトップページに表示されるので、見られた方も多いと思いますが、米粉の焼き菓子、炊飯器で作る米粉パン、GOPANで作る米粉パンなどの本も出版されている方です。

炊飯器で簡単、米粉100%のパンというページも公開されており、基本的な作り方が書いてあるので、今回はこのレシピ通りに作ってみるようと思います。詳細なレシピはこちらを参照

【材料】

・米粉倶楽部　米の粉：250g
・オーマイ ドライイースト：1袋(3g)
・砂糖：大さじ2
・塩：小さじ3/4
・オリーブオイル：大さじ1
・水：300cc
・片栗粉：小さじ2

【炊飯器】

【作り方】

１：片栗粉水をつくります

まず、鍋に片栗粉小さじ２に水300ccを入れてかきまぜます。

ある程度まざったら、へらでかき混ぜながら、一度軽く沸騰させ、冷まします。

２：生地をつくります

残りの材料をボウルに入れ、１で作った片栗粉水をまず200cc入れてかき混ぜていきます。

まぜ始めると、心配になるくらいまざりませんが、諦めずにかき混ぜていきます。

あきらめずに、ずーっと混ぜ続けると、クリームチーズみたいに硬くなってきます。

残りの水を加えると、だんだん水っぽくなってきますので、このままかき混ぜていくと、ホットケーキの生地の様にとろとろになります。

３：生地を発酵

生地を炊飯器に入れます。はじめはだいたい１合くらいの量になっていると思います。発酵といっても、我が家の炊飯器には発酵モードがありませんので、「保温」モードにして５分程温め、そのまま３５分放置しますと、２合くらいの量になりました。

４：炊飯

発酵したあと、普通に炊飯モードで焼いていきます。

炊飯が終わると、蓋をあけて焼き上がりを確認しますが、４合くらいになりますので、焼き上がりを確認します。中心に爪楊枝をさして、生地がついてこなければ、良いそうなので、一旦ここで止めます。焼けていなければ、炊飯で数分ずつ様子をみながら焼いていけばよさそうです。

焼き上がったので、炊飯器をひっくり返すと、スルッととれます。生地はGOPANのように硬くならず、多少硬いですが、多少硬いパンくらいで、きになる感じではありません、全体できにはふわふわです。

５：試食

米粉パンはやわらかすぎるので、切るのは難しいです。今回のパンも同じですので、一度冷やしてから切ってみました。外側は少しかたいですが、内側の触感は小麦粉のパンの様です。

ただ、今回のパンは、少し焼きが甘かったようなので、食感が焼けていない様でした。

なので、薄く切ったパンを、トースターで焼いてみることにしました。

一つはチーズを乗せ、一つはそのまま食べてみましたが、８枚切りのパンくらい薄く切ると、数分で外側がパリっとしたパンになります。塩分が少なめのレシピなので、塩分の入っているバターやチーズと一緒に食べると良い感じです。

６：今後の課題

１）塩分量

我が家は普段の料理は割りと減塩の方なのですが、パンも塩分がたらない感じがしましたので、そのまま食べる場合は塩分を少し足したほうが良いかと思います。ただ、バターなどを付けることが多いので、このままでも良いかな。

２）焼き具合

今回は焼き具合が甘かったので、通常の炊飯にプラスして焼いたほうが良いと思います。専用機でないからか、上面の焼きが甘いので、追加で焼く場合は、一度出して、下面が焼け過ぎないか様子を見ながらの方が良いと思います。レシピではもう少しキツネ色だったので、まだ焼いたほうが良かったみたいですね。

３）切り方

パン自体が丸いので、ケーキの様に切ってしまいがちですが、厚みの差があると（というか厚いと）、トースターなどで焼きなおすときに火の通りにムラができるので、できるだけ、均一に薄く切ったほうがおいしくいただけます。

トータルの時間は２時間弱かかりますが、炊飯器は用意も洗うのも楽ですし、多くの家庭にあるものだと思いますので、一度よかったら作ってみてください。